コロナ時代のボレロ

2020年4月29日(水曜日)

皆様、新型コロナウイルス流行で不安な日々を送っていらっしゃることと思います。

今日は昭和の日の休日で私はゆっくり自宅で過ごしております。

お掃除をして一休み、TVをつけるとどれもワイドショーばかり、平日の番組は私の趣味には合わないので、YouTubeを見ることにしました。さてどれにしようかと探しているとクラシック音楽のリストの中にTV会議のようなスクリーンショットがありました。これは面白そうということで見ることにしました。

この動画はコロナの最大の流行地帯ニューヨークからニューヨークフィルハーモニックのメンバーによるラベルのボレロでした。

各メンバーはそれぞれ自宅で、オンライン会議のように自分のパートを演奏し、それを集合させてオーケストラ曲が成り立つようになっています。

ボレロは小太鼓のボレロのリズムから始まり、そのリズムの上に乗って、同じメロディーをそれぞれの楽器がソロで演奏してゆくという曲です。音楽の3要素、リズム、メロディー、音色のうちのリズム、メロディーの2要素を変えず、音色の要素だけを変えることで曲が成り立つかを試した実験的な曲であると作曲者自身が言ったという話もあります。

この演奏ではそれぞれの楽器のソロを半分ずつにして短縮版になっています。ただ、それぞれの楽器の聴きどころはきちんと押さえてあるので、弦楽器の合奏に移る前の管楽器の合奏の部分以外はオリジナルを聞くのとほぼ同じようになっています。

映像は音楽の構造を示すように小太鼓の画面が背景になり、それぞれの奏者の画面が配置されています。各奏者の普段着であったり、住んでいる部屋だったりが見えてとても興味深いです。特に左下チェロ奏者の後ろに床から天井まで本が1列に積み重ねてあったり、結構左利きの弦楽器奏者がいたり(画面が反転しているのでしょうか??)、屋上で演奏しているホルン奏者の足元の道路は人が一人も歩いていなかったり、私としては見どころ満載でした。

このほかにも同じような作りのリヒャルト シュトラウス「ツァラツストラはかく語りき」モーツァルト「フィガロの結婚」チャイコフスキー くるみ割り人形から「花のワルツ」マーラー「交響曲第3番終楽章」エルガー「エニグマ変奏曲からNimrod」グリーグ「ホルベルアの時代から」マーラー「交響曲第5番アダージェット」などなどむしろこのような状況でなければ見ることができなかった動画が数多くあります。また、このような作りにすることにより、通常のオーケストラのまとまった演奏よりもそれぞれの楽器ごとに画面が分かれていること及び音声も分かれていることからそれぞれのパートをはっきりと聞き取りやすいというメリットもあるように思います。

家の中にいるのに退屈している方も多いと聞きますが、家の中、探せば楽しいこと、有意義なことがたくさんあります。連休に外出したいという気持ちもわかりますが、どうぞ屋内の楽しみを探してご自宅で過ごされますように。

最後になりますが、皆様のご健康をお祈りいたします。

追伸 現在ではYouTube内に同じ様な動画のまとめが作られています。下のリンクから行けます。

コロナ時代のボレロ」に2件のコメントがあります

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