ストラヴィンスキーのプルチネラ

2022年1月2日(日曜日)

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今回は私の大好きなストラヴィンスキーのプルチネラを取り上げたいと思います。

ストラヴィンスキーは20世紀を代表する作曲家ですが、キャリアの途中から古典的な作風に変化し、新古典主義時代と言われています。その皮切りの曲がプルチネラです。

私が大学生時代にはこの曲はイタリアの作曲家ペルゴレージの原曲をストラヴィンスキーが掘り起こし、それを編曲したものと言われて、楽曲の説明にもそのように書かれておりました。どの曲も素敵な曲であり、無名の曲を掘り起こしていることからストラヴィンスキーというのは有名になってからも陰で地道な研究をしているんだなと感心しておりました。

しかし、その後、原典に対する研究が進み、現在ではペルゴレージ、ドメニコ・ガロ、ウニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール、アレッサンドロ・パリゾッティ、フォルトゥナート・ケッレリなど複数の作曲家の18世紀初頭の曲を編曲したものであることがわかってきました。また、ストラビンスキー自身ではなく、この曲の依頼主、ロシアバレー団の主宰者セルゲイ・ディアギレフ及びバレー団の振付師レオニード・マシーンがペルゴレージの曲でバレーを作るというアイディアを出し、その上に、ナポリ音楽院の図書館から素材となる18曲を選び出し、それをストラヴィンスキーに渡した上で製作を依頼をしたことが明らかになってきました。

最近、YouTubeでこの原典をストラヴィンスキーの曲の順番に並べた動画がアップされております。

以下の動画はストラヴィンスキーのプルチネラです。原典と聴き比べていただくとストラヴィンスキーの工夫、また、それぞれの時代の聴衆、精神、嗜好の変化がお分かりいただけるかと思います。すぐ下の動画では譜面を見ることができます。

いかがでしたでしょうか?皆様原典とストラヴィンスキーの編曲とどちらが気に入りましたでしょうか?

末筆になりますが、皆様のこの一年の健康をお祈りいたします。

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