トリュフォーの思春期

2012年10月14日日曜日

 この映画は1976年に公開された、亡きフランソワ・トリュフォー監督の数多くの傑作の中の一つです.

 私としては大変お気に入りの映画であったので、その後、この映画のDVD化を待っていたのですが,なかなかDVD化されず、再び見る機会がありませんでした.しかし、ようやくDVD化されたようで、先日、蔦屋書店でこのDVDを見つけ、借りてきました.

 公開当時、私は大学生で、映画館で見た時に、モーリス・ジョーベールによる弦楽合奏の音楽をバックにこれから夏休みに入る子供たちが石畳の坂道を駆け下りるシーンからすっと映画の中に引き込まれ、フランスの子供たちのさまざまなエピソードを微笑みながら見た事を覚えています.

 モリエールの「守銭奴」の一節を朗読するのに、先生の前では何度指導されても棒読みをするのに、先生がいなくなったとたん、役者顔負けに朗読するルイヤール、お母さんが眼を離したすきにアパートの10階の窓から転落し、それでも傷一つなくニコニコ笑って「グレゴリー、どしんしちゃった」というグレゴリー坊や,両親とお食事に出かけるのにお気に入りの象さんのバッグを他のバッグにするように言われ、意地を張ってお留守番をさせられ、「おなかがすいた、おなかがすいた」とアパート中に 拡声器で連呼するシルヴィー、リシャールの散髪代をせしめるために髪をめちゃめちゃに刈ってしまうドリュカ兄弟などなどなかなかのキャラクターが揃っています.

 今回、30年以上経ってこの映画を見直してみると、初めて見た時の愛らしい映画という印象もさることながら、トリュフォーのメッセージが強く伝わってきました.リシェ先生の色々な言葉がまさにトリュフォーの言いたかった事だと思います.

そのメッセージはどんな事なのかは見てのお楽しみ.

フランス映画のお好きな方は、一度、ご覧になってはいかがでしょうか.

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