アースデイ田中正造に行ってきました.

2012年9月29日土曜日

 アースデイ田中正造に行ってきました.なんといってもお目当ては京都大学原子炉実験所助教の小出裕章先生の講演です.

 「正造さんと原子力」という、タイトルで講演の前半は、田中正造の生涯をたどり、後半は原子力と原発事故のお話でした.

 福島第一原発事故がおこり、放射能による環境汚染がおこると、それまで厳重に放射線管理区域として管理していたのに、あっさりと基準を変えて、それを遥かに超える放射能汚染の中に住民を生活させてしまう国は法治国家と言えるのか.また、足尾鉱毒、その後の四大公害を経て、今回の福島原発事故に共通しているのは、国を豊かにするという思想から企業を保護し、住民は切り捨てるという構図.そうして出来た国が豊かと言えるのかそれが私たち自身に問われていると結ばれました.

 田中正造の生涯をお話しされた中で、晩年の田中正造が体を壊し、佐野の支援者の家で床に伏している時、見舞いにきた人々に対し、正造が「お前方大勢来ているそうだが嬉しくも何ともない.みんな正造に同情するだけで、正造の事業に同情して来てくれるものは一人もない.おれは嬉しくない。行って皆にそういえ.」と言ったという下りでは、演者も聴衆も思わず目頭が熱くなりました.自分が田中正造の事業の衣鉢を継ぐのだという小出先生の強い信念が聴衆の心に伝わる場面でした.

 また、どう生きるのかということについて正造は「対立、戦うべし.政府の存立する間は政府と戦うべし.敵国襲い来たらば戦うべし.人侵入さば戦うべし.その戦うに道あり.腕力殺戮をもってせると天理によって広く教えて勝つものとの二の大別あり.予はこの天理によりて戦うものにて、斃れてもやまざるは我が道なり.」と天理によって戦うという姿勢を鮮明にしていますが、これも小出先生のどこまでも戦って行くという闘争宣言だと思います.

 この講演を聞いて、私たち一人一人がどのような社会を目指すのか、物質なのか心なのか、よく考える必要がある事、また、そうした社会を築くためには私たち一人一人が戦わなくてはならないということを強く感じました.

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