食べ物とがん予防

2008年9月23日火曜日

食べ物とがん予防 健康情報をどう読むか
坪野吉隆著 文春新書 242 文芸春秋 ISBN 4-16-660242-X

この本は産業医の講習会に出席した際に、講師の先生のお話の中で推薦があり、読んでみました.
少し前に比べれば、マスコミにおける健康番組、記事は少なくなったような気がしますが、まだまだ健康に関する番組、記事は多く、興味深く見るあるいは読まれる方も多いと思います.
タイトルからはがんの予防について書いている本と思われると思いますが、著者の真意は一言でいえばメディアリテラシー(情報メディアを主体的に読み解いて、必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと)を磨きましょうということだと思います.
こう書くと何か難しいお話の様に思われるかもしれませんが、実際の研究を具体的に一つ一つ述べられていて、しかもその研究の一つ一つが非常に興味深い例であるため最後まで一気に読める本だと思います.
少したとえを上げれば、受動喫煙(喫煙者周囲にいる人が自分の意志に関わらず間接的にタバコの煙を吸ってしまうこと)の疫学研究に対するタバコ企業の対応という研究、映画に登場するタバコの商品名の研究、アカデミー賞受賞者とそうでない人との寿命の差の研究など.研究というと難しく聞こえますが、こんなことも研究の対象になっているのかとも思えるようなさまざまな切り口からの研究が数多く紹介されています.
最後になりますが、著者の提案する『健康情報を評価するための6つのステップ』は是非、皆様に知って頂きたいと思います.

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