ヒラリー・ハーンそしてサミュエル・バーバー

2010年2月14日日曜日

前回に続いて、最近YouTubeで見つけた動画について書きたいと思います.
今回は、サミュエル・バーバーのヴァイオリン協奏曲の第3楽章をヒラリー・ハーンが演奏したものです.

バーバーは20世紀のアメリカの作曲家ですが、弦楽四重奏曲第1番の第2楽章のアダージョが独立して『バーバーのアダージョ』として弦楽合奏で演奏され、一番有名で、テレビなどでも使われることが多いので、皆さんもどこかで耳にしているはずです.
この動画は曲に合わせて楽譜が表示されます.バーバーの楽譜は著作権が保持されているため、IMSLPにも楽譜はアップされておらず、貴重です.
とにかく一度御聞きいただければと思いますが、種明かしをしてしまうと、曲の95%まではずっと3連苻のリズムが続きます.つまり音符の基本単位は4分音符の1/3、すなわち全音符の1/12と言うことです.それが最後の最後の終結部で16分音符(全音符の1/16)のリズムに突然変わり、終曲まで疾走します.聞いて頂けるとお判りになると思いますが、初めからヴァイオリンがずっと走り続けているのですが、最後の最後で突然ギアチェンジして猛スピードでゴールに飛び込む、その疾走感が聞き物です.ヒラリー・ハーンは若手の女流ヴァイオリニストですが、ヴァイオリンを演奏する技術はこれまでも抜群だと思っていましたが、この曲の演奏は予想を遥かに上回り、初めて聞いた時は、本当に度肝を抜かれました.おそらく、クラシック音楽を聴いたことのない方でも、ある意味スポーツ的な快感、爽快感を感じられるのではないかと思います.
是非ご一聴下さい.

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