ウィーンフィル ニューイヤーコンサート

2009年1月1日木曜日

明けましておめでとうございます.本年もよろしくお願い申し上げます.
新春恒例のニューイヤーコンサートを見ました.今年の指揮者はダニエル・バレンボイムでしたが、私が印象に残ったことが3つあります.
まず第一は、ハイドンの交響曲第45番「告別」の第4楽章が取り上げられたのが珍しく、面白かったですね.曲の終わりに向かって、オーケストラのメンバーが次々と立ち去っていくというアイデア、このような形で自分の雇い主のエステルハージ侯に楽団員の早く夏の離宮エステルハーザから本来のアイゼンシュタットの宮殿に戻り家族と一緒に暮らしたいという思いを伝えようとしたハイドンの機智と勇気、いずれからもハイドンが素晴らしい人間であったことを伺い知ることができると思います.
2番目は恒例の「美しく青きドナウ」で小さなバレリーナ、バレリーノたちがとてもかわいかったですね.コンサートで実際に彼らが目の前に現れたらびっくりしますよね.私の記憶では(毎年そう一生懸命見ている訳ではありませんので間違っているかもしれませんが)あまりこのような演出は覚えておりません.
3番目は団員一同の新年の挨拶の前に、バレンボイムが「2009年が平和の年でありますように、そして中東に人間の正義(human justice)がもたらされますように」と言った言葉です.バレンボイムはユダヤ系のイスラエル人ですが、イスラエル人ということを超えて、人間の良心に基づいてこのような場でパレスチナ問題に対して発言をすることに深い意義があると思いました.
暗いニュースばかりが多い毎日ですが、ここまで世の中の基本的なメカニズムがうまく働かなくなってくると、逆に、新たな仕組み、枠組みが出てくるチャンスは大きくなってくるのではないかと思います.明るい希望を持って、本年も過ごしてゆきたいと思います.

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